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TRIVIA 宝くじにまつわる雑学集3

Trivia09

146年ぶりに復活した由緒正しき宝くじ

歴史に残っている日本で初めての宝くじは、大阪府箕面市の瀧安寺(りゅうあんじ)の「箕面富(みのおとみ)」で、その起源は平安時代まで遡ることができます。

寺社の修復費募集のため、幕府からの許可を得た興行主が番号入りの富札を発売し、別に用意した同じ番号の木札を箱に入れ、期日に小穴からキリで木札を突いて当たりを決めていました。当選者には金銭ではなく、福運のお守りが授けられ、江戸時代には古今東西多くの人がこのお守りを求めて訪れたため、大変な繁盛ぶりだったと言われています。

平成21(2009)年、146年ぶりにこの「箕面富」が復活。毎年10月10日に古式に則って抽選が行われています。

Trivia10

フランス国営宝くじの創設に一役買ったカサノヴァ

女性に興味のない最近の男性のことを「草食男子」と言いますが、18世紀の「好色男子」とは?

正解は「カサノヴァ」! 生涯に1000人の女性とベッドを共にしたというカサノヴァですが、パリで国営の宝くじの創設に一役買ったことはあまり知られていません。

きっかけは実にカサノヴァらしく、覗き趣味の有力者に自分の夜の営みを見せることで近づき、その人物の紹介でルイ14世に仕えていた財務省のトップと出会うところからはじまります。そしてフランスの国庫に収益をもたらす方法として提案したのが宝くじでした(自ら考えたものではなく別の人の案を頂戴したようです)。この宝くじの計画は認可され、1758年4月18日に最初の宝くじがスタート。カサノヴァは大きな財産を手に入れたと言われています。

Trivia11

宝くじを全て買い占めたスランスの哲学者ヴォルテール

宝くじの1等と前後賞を絶対に当てるには?

答えは、全ての抽選券を買い占める。これなら、1等と前後賞だけでなく、6等や7等まで必ず当たります。

しかし、まずは実現不可能。さらに、全部買い占めても当選金に充てられるのは、収益金のうち4割強くらいですから、必ず損をすることになります。

ですが、発売された宝くじを全部買い占めて大儲けした人物がいます。その人物とは、18世紀フランスの啓蒙主義を代表する哲学者、ヴォルテール。

彼は友人の数学者と、国が発行する宝くじの当選確率を計算。1回分の宝くじを全て買うと100万リーブル儲かるという主催者側のミスに気が付き、仲間と借金をしてお金かき集め、宝くじを買い占めたのです。これを知った大蔵大臣はすぐに賞金の支払い差し止めを命じ、ヴォルテールを仲間と共に詐欺罪で告訴。しかし、法律に触れることをした訳ではないので罪には問えず、無罪判決が下りました。そして彼らは50万リーブル(日本円に換算すると5億円ぐらい)の大金を手にしたそうです。

Trivia12

世界のスゴすぎる宝くじ

ワイドショーなどでもよく取り上げられる海外の宝くじ事情。ケタ違いの賞金金額に驚かされることも多いようです。

例えば、フランスやイギリス、スペインなど、ヨーロッパ9カ国で販売されている「ユーロミリオンズ」。こちらは、日本のロトに近い数字選択式で、過去の最高当選金は約168億円(2012年8月)。

さらにスゴイのが、アメリカの「パワーポール」。こちらも数字選択式で、2013年5月に約609億円という当選金が出ています。

また、近年話題のドバイの「ミリオンミリオネア」は、1億円当たる宝くじの価格が1枚約2万8000円と高価ですが、当選確率は約5000人に1人とかなり高め。しかも、当選者は上記当選金の他にドバイへ行くためのビジネスクラス往復航空券と全室スイートの7つ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」14泊分の宿泊券が用意されているとか。

国によって異なる宝くじ事情。宝くじファンなら気になるところですよね。

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